親愛なる皆様へ
皆様は偉大なる人であり、市民であり、
主役です。
これからのアメリカを背負って立つ
主権者です。
また、アメリカ合衆国が依って立つ
基盤です。
特に若い人の成長が楽しみです。
若い人たちが私のサイトを読んで、成長
しているというコメントをいただきました
が、私にとってこれ以上の喜びはありません。
また、私のサイトが多くの人の幸福と成長
と各々の仕事の達成のために役に立っている
ということは、私にとって大変に嬉しいこと
です。
悲惨なる銃乱射事件を惨(いた)む
11月に入って、誠に残念なことで
ありますが、カリフォルニアに
おいて、悲惨な銃乱射事件が起きて
しまいました(2018年11月7日)。
心より哀悼の意を表します。今後、
このような事件を二度と起こさない
ようにしなければなりません。私は
アメリカの人々のことを家族のよう
に思っていますので、このような事件
が起こると、自分の家族を失ったよう
な気持ちになり、大変に悲しいです。
今後、このような事件を根絶するため
に、狂人や悪人、テロリストたちが
立てる計画や戦略をすべて断念させな
ければなりません。幸い、 中東に見ら
れるように、テロリスト並びにテロ集団
は急速に弱体化しています。しかし、
上のような事件がたまに起こる状況では、
決して油断はならないと思います。
私どもの善の行為が止まれば、彼ら悪の
勢力が力を付けます。 私達の善の行為
が活発であれば、彼らの力は弱まります。
また、テロの根絶のために、世界全体の
環境整備も必要です。具体的には、貧困を
なくすこと、戦争と紛争をなくすこと、
教育の普及と整備などです。
この事件を振り返ると、今回の事件の犯人
は元海兵隊の一員で した。分析によると
過去の戦争体験から強度の心的外傷後
ストレス障害(PTSD)を患っていました。
戦争で過度の恐怖や命の危機などを体験する
と、精神的な不安定やゆううつ、突然の怒り
などを起こしやすくなります。幻覚を見る
ことも多いです。その結果、薬物に依存した
りするようになります。
いかに戦争による後遺症が、深く人間精神を
傷つけるかを示しています。未来においては、
テロ事件や銃乱射事件の根源の要因となる
「戦争」そのものを無くさなくてはなりません。
そのためにも、市民の善の力を最大限、強化し、
拡大することが急務です。
先の投稿・記事でも語ったことですが、
一切現象世界に具(そな)わる仏性は、狂人、
テロリスト、悪を計画する人の心にも、また、
その周囲の空間、現象の動きの中にも、
厳然と存在しています。
従って、仏性が望めば、悪人たちの周囲の現象
や出来事を動かして(再編成して)、それらの
悪事を画策する人たちの行動を止めます。
仏性の本質的特性は“慈悲”なので、私たちは、
その特性に適した(合致した)善の行動をとれば、
仏性の法から「慈悲と愛情の力」を発揮させる
ことができます。そして、その力で悪の勢力の
動きを止めることができます。
仏性の意味
仏性というのは、「宇宙・人生の根本の法」とい
う意味です。また「この世の存在するすべての法
の本体」「現象の本体」ということでもあります。
また「一切現象の生成消滅の経過を司る法」と
定義されます。
仏性そのものは仏教用語ですが、仏陀(ブッダ)が
この用語を使って説いた事は、そのような意味の
「一般的な根本の法」です。その仏性の本質的
特性は「慈悲」です。
従って、その法の特性である「慈悲」に基づいて、
あなたが「一切衆生への慈悲心(Act①)」を発すれ
ば、その法から力が発生します。従って、慈悲心
を発することは行動です。それはちょうど科学者が
智慧と行動によって、自然界や現象界の法則に
働きかけて、その法則から原子力や様々な
エネルギーの力を引き出すのと、同じ原理です。
そして仏性の法から出た力は、あなたの善の力
を強化し、拡大させます。
そしてあなたと市民の全体を守ります。
また、あなたの人生を豊かにします。
また、あなたの人生を意味のあるものにします。
また、あなた自身の人生を拡大させます。
また、あなた自身を輝かせます。
また、あなたの仕事をスムーズに進行させます。
また、上で述べたように、悪の動きを封じます。
慈悲心を発っする時の適切な言葉
その「慈悲の心の発し方」について、ここでは
具体的に語っておきます。即ち、基本論文の中
で語ったActs ①です。
「一切衆生への慈悲心」を何も無い所から、
漠然と発することは 、けっこう難しいことです。
一切衆生(注1)ということを、心に想像して発する
ことは、簡単なようでむずかしい時があります。
従って、このことを実践する時は、何か具体的な
事への「願い」とか「祈り」に寄せて発すると
よいでしょう。
(注1) 一切衆生は英訳で All living existence
最も基本的な形は次の形です。
まず、すべての市民の幸福を願い、
祈ります。これは比較的、容易に実行
できます。次にその願いと祈りに寄せて
「一切衆生へ慈悲を送る」と心で念じ、
願います。
このように一切衆生に慈悲心を発する時は、
「一切衆生に慈悲を送る」という言葉が簡潔
で適切です。言葉として、心に念じやすい
からです。
一切衆生は、無数の衆生――無数の生命あるもの
――の意味ですから、我々には、彼らの幸福と
いっても、そのイメージが出てきません。
従って慈悲を送る時は、「慈悲を送る」という
言葉で十分です。
一切衆生は、あなたが送る「慈悲」を、それぞれ
の形で受け取って、それぞれの形で幸福のために
役立てていくことでしょう。つまり、慈悲の
使い方は、彼らに任せるということです。
従って、「慈悲を送る」で十分です。
このことを喩(たと)えをもって表現すれば、
たとえば、空から降り注ぐ雨の水は一種類
ですが、その雨水を受け取る大地の植物や
昆虫、動物たちは無数の種類に及びます。
そして各々の生命体の雨水の受け取り方、
用い方はそれぞれ異なります。それと同じ
です。
・ 雨水はあなたが放つ慈悲
・ 種々の動・植物は、それを受け取る
一切衆生=All living existence
です。
あなたが放つ慈悲心が、一切現象界に
具(そな)わる仏性の法の特性と一致する
と、その慈悲心の力は拡大され、このよう
な広大な効果をもたらします。
いずれにしても、あなたが
一切衆生に慈悲を送る時は、
仕事する前とか仕事の合間とか、歩いて
いる時とか、寝る前などに行うので、
なるべく言葉として心の中で発しやすい
言葉がいいです。
慈悲心の発っする時の
3つの重要なポイント
次に、ここでは慈悲心を発する時の
大事なポイントとして 3点 を語ります。
まず1つ目は「一切衆生への慈悲心」を
あなたが発する時は、何らかの特定の
「イメージ」を持つことです。その
イメージとは、今、私が上で語った
「空から大雨が降ってきて、大地に住す
る無数の人々、植物や動物たちの生命を
潤す」というようなイメージでもいいです。
また、大きな山火事があったカリフォルニア
の空から、急に大雨が降ってきて、山火事
がたちまち消えて、住民たちが喜ぶイメージ
でもいいです。
「人華―Ningei」という言葉があります。
意味は「人の華 Human Flower」です。
漢字では美しい言葉ですが、英語に訳して
もこの言葉の持つ美しさは維持されると思い
ます。人はそれぞれ異なる個性、生き方を
していますが、あなたが放った慈悲の雨水を
吸い込むと、人々は各々の「個性の華」を
咲かせ出します。無数の百千万(数千万)と
いう人々の所で、このようなことが現実に
起こります。
2点目は最も大事な点です。
あなたがのこの慈悲心を発した時に、
「この慈悲心は、仏性の法(一切現象世界の
本源の法)と合致して、周囲の人々や無数の
市民の幸福のために確実に作用している」と
いうことを強く確信することです。そして
あなた自身が「そのことは現実に起きている
ことなのだ」と認識することが最も大事なこ
となのです。
なぜなら、それは実際に起きている事だか
らです。ただ、あなたが発した慈悲心が、
具体的にどのような形で人々の幸福に
作用しているか――その経過は、あなたに
見える時と見えない時があります。しかし、
見えても見えなくても、現実にそれが作用し
ていることに変わりありません。
あなたは、新聞やテレビのニュースで、
社会で起こる様々な出来事や変化を見てい
て、突然「それが確実に作用している事実」
を悟る時があります。また、あなたの周囲に
いる人々の種々の動きや言動、変化によって、
それを知る時もあります。
大事な点は、それが現実に作用しているから
こそ、あなたの所に、後で「幸運」が生ずる
ということです。このことは因果関係で結ば
れます。つまり「あなたは慈悲心を社会・
人々に送ることで、他の人々を幸福にした分、
あなた自身が幸福になります。
前者が実現するから、後者が実現します。
そして、あなたが後で享受するであろう幸福
とか幸運は、あなたが現在、行っている仕事
の現場とか、生活の場に出てきます。
あなたが「あなたにもたらされた幸運」を
実際に体験すると、あなたは、あなたが最初
に発した「一切衆生へ送った慈悲心」が、
広い社会の中で、実際に無数の人々の幸福
のために作用していた事実を知ります。
以上のように、最初から最後までの因果関係
の経過を、よく観察することが大事です。
第3番目は、少し現実的な話になります。
私は先に「一切衆生への慈悲心を発する時は、
何か具体的な、現実に起きている出来事に
寄せて発するといい」と語りました。
今、このことを現在、アメリカ社会で
起きている実際の出来事として考えて
みます。
たとえば、全米の若者の無事と安全を
祈り、その祈りと願いに寄せて、一切衆生
へ慈悲心を送るのです。そうする理由は、
今日のアメリカでは、不幸な事に、毎年
一万人以上の人々が銃火器で殺害されて
いるという現実があるからです。今年に
入って、すでに1万2000人以上が銃火器
によって殺害され、うち約3000人が18歳
以下でした。ただし、このデータには
年間2万2000人と推計される銃火器による
自殺は含まれていない数です。
(CNN のDataによる)
これは大変な社会問題であり、市民に
とって脅威です。そこで全米の若者並びに
市民の無事と安全を祈り、それに寄せて
「一切衆生への慈悲心」を発っします。
また、次のような形でもいいです。
「アメリカの未来を背負って立つ若い人
たちが、安心して勉強できるように」と、
心を込めて祈り、願い、その祈りに寄せて
「一切衆生への慈悲」を発します。
その慈悲心は、この世界の本源の法の特性
である「慈悲」と一致し、拡大・強化され
て、現実に大きな力を発揮することでしょう。
このようにして、あなた自身が全米の若い人
たちを守り、未来のアメリカを担う人材を
育てていくのです。また、未来のアメリカを
作っていくのです。
その場の効果を求めることも大事ですが、
さらに遠く、遠大な構想の下に一切衆生へ
慈悲心を放つことが大事です。あなたが
放った慈悲心は、必ずアメリカの生命の
大地に植えられます。そしていずれ芽を
出し、大樹と成長することは間違いありま
せん。
Acts ①の慈悲行の主要な働きは、
「よく豊かさの源を植える」を思い出し
て下さい。あなたがアメリカの大地に植え
た「慈悲の心」は、アメリカの未来の豊か
さと繁栄を生み出す「源」なのです。