五大大陸をパトロールして慈悲を送る

人間の社会を含め現象世界は、様々な現象の
原因と結果の動きがダイナミックに離合拡散
することによって、成立している世界である。
たとえば、一つの出来事が生ずると、それが
原因となって、次の出来事・現象が結果として
生じ、そしてその現象が次の原因となって、
次の現象が生ずる。このようなことが現象世界
では連続的に起きていて、そして現象世界の
全体が成り立っている。
また、現象世界は、個人や企業、国家など、
無数の個人や組織による「力関係」によって
成立している世界でもある。それぞれの個人
や企業が互いに協力したり、対立したり、
あるいは、強者が弱者を糾合したりして、
混沌とした状態の中に、この社会が成り立っ
ている。
この経過の中で、あなたが善の因行と果行(1)
を行うと、その行為は本源の法によって
大きく拡大・強化され、社会・世界の
「因果の経過」並びに上のような「力関係
の経過」に大きな影響を及ぼすようになる。
そして、それらの経過に「確たる軌道」を
もたらすのである。
軌道は、基本的に「本源の法」と「あなたの
善行+Act①と②の慈悲と智慧の行」によって
作られるので、世界を平和と繁栄に導く軌道
である。また「善を増大させ、悪を減少させる
軌道」である。
以上がこれまで語ってきた主旨、内容のポイント
であった。

(1)因行と果行――「因行」とは、あなた
が一つの仕事をする時、原因を作っている時
の行為である。それに対して「果行」とは、
あなたが仕事の最終的な仕上げをしている
ときの行為である。この意味て「仕事の前半が
因行、後半が果行」ということができる。

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