コロナウィルス感染とその対策 Part 2

2020.3.2
コロナウイルスの世界的な感染拡大が
続いている。2月28日、WHOは新型
コロナウイルスによる肺炎の危険性評価で、
世界全体を「高い」から、中国と同じ最高
レベルの「非常に高い」に引き上げた。
また、同日付けで、(WHOは)世界の感染者
が55カ国・8万人以上になったと発表した。
感染地域はすでに五大大陸に及んでいる。

中国政府は3月3日の時点で、感染者が80151人、
死者は2943人になったと発表した。ただし
WHOは3月2日、中国以外では、イタリアと
イランと韓国と日本の4カ国が最大の懸念材料
だと発表した。これは中国以外での世界の感染
者数の合計が、この4カ国だけで80%にまで
及んでいることによる。特にイタリアとイラン
と韓国は、この数日間で急速な拡大となっている。
イタリアでの感染者数は3月10日の時点で 9172人、
死者463人。イタリアのコンテ首相は、この日、
イタリア全土での移動制限の処置を取った。
また、韓国では3月2日までの感染者数が5186人、
死者29人、ムンジェイン大統領は危機レベルを
最高の「深刻」に引き上げた。また、イランで
の感染数2336人、死者77人で今後も増加する
懸念がある。一方、日本は感染数995人、死者
12人である。

特に各専門機関の専門法による
ウイルス対策について

前回の記事では、コロナウイルスの対策は
現代医療なとの専門法と本源の法の二種類の
対処が必要になることを語った。
特にウイルス感染が広い地域に拡大した場合、
専門法をベースにおいた国、政府、保険・
医療機関などの対策は、次の3段階で実施
される。

1  全国的なスポーツ、文化イベント、
   人が多く集まる会合等の中止、延期等の
    自粛要請が政府や関係機関から出される。

2   一部経済活動の停止。

3  感染地域の封鎖――この段階は特定地域
     の事実上の隔離状態になる。

要約すると、1自粛 → 2 停止 → 3封鎖、隔離
の3段階で実施される。このことが一部地域
もしくは全地域等規模で実施されていく。
この3段階で、各国の感染状況を見ていくと
次のようになる。

現在、日本は 1 の段階で、各イベントや規模
の大きい会合などの中止と延期の自粛要請が、
日本政府によって出された。(2月26日)
また、阿部総理は全国の小、中、高等学校の
春休みまでの1カ月にわたる休校を宣言した。
これはさながら戦時体制の様相である。
中国の武漢、韓国とイタリアの北部の一部
地域が閉鎖され、すでに3の封鎖、隔離
段階に入っている。
現在、アメリカでは、1、2、3のいずれも
実施されていない。ウイルスの感染がそこ
までに至っていないからである。しかし、
今後もしコロナウィルスの感染が拡大した
としたら、このような段階を踏むことを
明記しておいていだたきたい。

次に、コロナウイルスに対する具体的な
予防策であるが、前回の記事では、感染者
の80パーセントまでが「軽症」で、仮に
もし感染したとしても、健康な人であれば、
適切な手当をすれば治る、と語った。
このことは事実である。
従って無用な恐れを、このウイルスに対し
て持つ必要はない。
しかし、このコロナウイルスは、症状が
出ていない人からも感染するという
特別な特性を持っている。そのことが実は
問題なのである。よくニュースなどで
「市中感染」とか「若い人たちが自分で
は気付かないうちに、周囲の人たちや家族
に感染させる」と報道されることがある。
これは「症状が出ていない人からの感染
という意味である。
もし、仮に自分は健康で短期間に完治した
としても、仮に家族の中に高齢で身体の
弱い人がいたら、その人に感染して重症化
する可能性が高くなる。
このようなことから、国や政府は市中感染、
即ち「症状が出ていない人からの感染」を
防ぐだめに、人が多く集まる集会とか
イベントの中止、学校等の休校などの処置
を取るのである。(1の自粛)
また「症状が出ていない人からの感染」は、
過去のサーズやエボラとは異なり、感染経路
をはっきりと特定することができない。故に、
個別に取り組む対策だけで全体を根絶する、
ということが難しいのである。このことから、
国、政府、企業、教育機関、市民が一致協力
して、社会的に集会や会合、イベントを中止
する、そして「なるべく人と人が集まらない
ようにする」という総合的、全体的な対策が
取られるのである。
しかし、今後の懸念事項としては、それらの
対策がもたらす経済への影響である。会議や
集会が禁止となれば、当然、経済への影響は
深刻になる。
また、感染者数が増大した時に、医療機関で
病床の数が不足することが考えられる。現在、
日本の医療機関では、軽症の人はなるべく
家で治すようにして、病院では重症患者に
重点を置いて優先的に治療する方針が取ら
れている。

個人が個人的に講ずべき
コロナウイルス対策

次に個人が講ずべきコロナウイルスに
対する予防策についてである。

1 つ 目は風邪を引かないよう普段から
  健康管理に気をつけることである。風邪を
  引けば、体力が弱り、ウイルスに感染しや
  すくなる。普段から身体をよく温めて、
   寝る時なども厚手のパジャマや寝具専用の
   セーターなどを来て寝ることを私は勧める。

2 つ 目は普段から筋トレなどを行い、筋肉を
  付けておくことである。筋肉はウイルスを
  予防する免疫力を発するからである。

3 つ 目は足並びに下半身をよく鍛えておく
  ことである。下半身を鍛えることは、
  すべての病気を予防する最強の手立てで
   ある。また足腰を鍛えることは五臓を
   整えることにつながる。

4 つ 目は胃腸を整え、消化をよくしておく
 ことである。なぜなら、免疫力を発する
    免疫細胞の60%までが、腸に存在する
    からである。

(この項目について、後日さらに詳しく語る)

本源の法による対策

次に本源の法を用いた対策について
具体的に語る。
コロナウィルスは上述したように
「症状が出ていない潜在的な感染者」
からも感染する。したがって、どこか
ら感染するわからないことが多いので、
その根絶のためには、上で語ったよう
な各専門機関、国、政府、民間企業、
市民が一体となって協力して取り組む
対策が取られる。
しかし、その対策でさえ完全ではない。
いくらかのウイルスは生き延びる可能性
がある。もし、ウイルスが少しでも生き
延びれば、感染の問題は未解決の問題
して残る。
従って、その時は、あなたが本源の法
と共に、慈悲と智慧の行を行い、彼らが
残した未解決の問題を完全な形で仕上げ
るのである。本源の法はすべての現象に
備わり、すべての現象を管理している法
である。その本源の法の「法の力」を用
いれば、すべての現象を動かして、
すべての場所を一時にウイルスから防御
することが可能になる。一時に全現象界
を防御すれば、ウィルスがどこから感染
しようと、「完全なる防御が可能と
なることであろう。
また、このような本源の法の力を、
政府や専門機関、市民が取る対策と併用
して用いれば、コロナウイルスの
完全なる自然消滅」が可能となること
であろう。

*

ただし、本源の法を用いる場合は、あなた
自身の「Active(能動的)な行動と働きかけ」
が必ず必要になる。本源の法だけがあっても、
本源の法の力は発揮されないからである。(注1)
これは社会に法律だけがあっても、人の行動
即ち「法律を守ろうとする人々のActiveな意思
と行動」がなければ、法律の力は発揮されない
のと同じである。

(注1) 法と人の関係は所成と能成である。
所成は「外から働きかけられて成立する
Passive(受動的)な性質」。能成は「自ら
に働きかけて成立する Active(能動的)
な性質」である。本源の法は宝と力の宝庫
である。それに対して、人の智慧と行為は
その宝庫から宝と力を引き出す「手」で
ある。従って前者は所成、後者は能成である。
この関係から本源の法の力が発揮される。

この故に、あなたが、コロナウィルスから身を
守るために、本源の法の力を発揮する時は、
必ずあなた自身の日々の善行と共に、Act①
とAct②の慈悲と智慧の行為が必要になる。
故に、それを実行していただきたい。
本源の法の場合は、上で語った
「1自粛 2停止 3封鎖、隔離」の、いずれの
場合であっても、あなたが為すべきことは同じ
である。Act①とAct②を実行して、本源の法の
力を発揮させ、ウイルスを完全消滅する――
あなたが為すべきことは、このことに尽きる
のである。

Act①とAct②の慈悲と智慧について

Act①の慈悲行については以前の記事で
すでに語った。五大大陸の市民全員の安全
と幸福を願って慈悲を送っていただきたい。
一切衆生に慈悲を送る」である。慈悲は
本源の法の本質的特性であるので、あなたが
慈悲を発すると本源の法は、あなたを良き
協力者、良き同志と認識することであろう。
そして法の力を発揮して、あなたとあなたの
社会をよく守ることであろう。

慈悲の具体的な送り方については、
以前の記事「世界の五大大陸に慈悲を送る
の中で語ったので参照していただきたい。

また、Act②の智慧行とは、このサイトに掲載
した本源の法についての正しい情報をよく読み、
よく考え、よく理解することである。また、
それをよく人に語ることである。そのことを
行(おこな)っていただきたい。
それを行えば、本源の法は、あなたを良き理解者、
良き仲間と認識することであろう。そして「法の力」
を発揮して、あなたとあなたの社会をよく守ること
であろう。これらのことは現実のことである。
よく体得していただきたい。

 

It's only fair to share...Share on FacebookTweet about this on TwitterShare on Google+