全文 |「本源の法」とその力
を発揮させる「慈悲と智慧の
行為」について ( 4点の要旨 )
①
最初に、本源の法とは基本的に次の
ような法です:
● 一切現象世界の本源に徹して
いる法
● 一切の現象の「生成と消滅」と
その動きをすべて管理している法
● この世に存在するすべての法の
根本を為す法。
本源の法の最大の特徴は、この法が
現象世界の本源に到達し、そこに徹し
ている法であるので、あらゆるの現象
を自在に動かしたり、再編したりでき
る点にあります。
「現象世界の本源に徹する」とは、
即ち、そのような意味です。
本源の法の最大の特徴は、この法が
現象世界の本源に到達し、そこに
徹している法であるので、あらゆる
現象を自在に動かしたり、再編した
りできる点にあります。
「現象世界の本源に徹する」とは、
即ち、そのような意味です。
そのような本源の法の力を、あなた
が引き出し、あなたが目指している
目標の達成に用いれば、あなたは、
この法の力を用いて、すへての現象の
動きをあなたの目標を達成する方向に
動かしていくこと可能になります。
つまり、この法を用いれば、すべて
の現象を、あなたの追い風や支援と
して用いることができます。従って、
その目標は、必ず完全な形で実現する
ことでしょう。
ただし、個人が、この本源の法の力
を発揮させ、使用するためには、
慈悲行と智慧行の2つの行為を行う
必要があります。
それがAct①とAct②の慈悲と智慧行
です。
では、慈悲行と智慧行とは、どのよ
うな行為でしょうか?
②
まず、慈悲の行為について語ります。
慈悲の行為とは「一切の生命存在に慈悲
を送る行為」です。慈悲には「楽を与える
と 苦を抜く」の2つの意味があります。
具体的な実践法としては、慈悲行は
「すべての生命存在に慈悲を送る」と、
心で強く思い、思念することで達成され
ます。
また、「万物に慈悲を送る」と、心で強く
思い、思念することでも達成されます。
前者の「すべての生命存在に慈悲を送る」
という言葉は、すべての非生命存在に
対しても慈悲を送ることにつながります。
なぜなら一切の生命存在は、非生命存在
(物質やエネルギー) と共存している事実が
あるからです。
また、慈悲行は、一人の特定の個人に
慈悲を送ることによっても達成されます。
たとえば、あなたが生活や仕事場で接する
人や客に対して、心の中で
「この人の幸運の増大を願う」と、思い、
思念することで達成されます。
次に、なぜこのような慈悲の行為を
よって本源の法に働きかけると、この法
の力が発揮されるのでしょうか?
それは、本源の法のもともとの本質的
特性が慈悲だからです。
このことは、現象世界の 本質が慈悲である、
ということと同じことです。
たとえば、自然界の「食物連鎖」と
「種の保存」の経過を見ても、多くの動物
たちや植物が、自らの死をもって他の生物
の生命を支える、という慈悲の姿が、
自然界にはあります。
個別的には、弱肉強食という残酷な側面も
ありますが、全体としては、それによって
各動・植物の種(しゅ)が保存される、とい
う「慈悲の相」を現出しています。
アフリカなどでは、もし草食動物が
自らの死をもって、肉食動物の食糧と
ならなければ、草食動物は数が増えすぎ
て種が絶滅します。
動・植物でさえ、このように自らの死を
捧げて慈悲を行い、他の生命の種を保存
させ、自らの種を保存させ、全体の
生命維持に貢献します。
いわんや、心ある人間が、心に強く
意識して、すへての生命存在に慈悲を送り、
また、日々、接する人々の「幸運の増大」
を願うなどして、慈悲行を行えば、
本源の法の本質的特性である慈悲に通じ、
それと一致して、この法の力が発揮され
るという原理です。
③
次に、智慧の行為についてです。
智慧の行為とは、本源の法に関する
正しい情報をよく読み、よく考え、よく
理解し、よく人に語る等の行為で達成
されます。
大事な点は、あなたが本源の法の情報を
よく 読み、よく考え、理解すると、
必ず 智慧が発揮されます。ここでいう
「智慧の行為」の智慧とは、その智慧の
ことを指します。つまり、あなたは、
そのような智慧の力によって、 初めて
深遠で力のある 慈悲の心を発すること
ができます。
それが「慈悲と智慧の関係」です。
本源の法の情報は、本源の法(妙法)
の経典である法華経(ほけきょう) に
記載されてあります。
この経典の中では、本源の法は妙法と
呼ばれます。
しかし、この教典を正しく読み、理解
するためには、正しい解説書が必要と
なります。
正しい解説書とは、「法華経が本源の法
(妙法)が説かれた経典である」という
前提の下に解説された解説書のことです。
本サイトの記事を、その解説書として
御使用下さい。
次に、智慧行を行うと、本源の法の力が
発揮される理由です。
その根本的な理由は、
優れたの智慧の行為は、優れた慈悲の行為
だからです。
今、上で「智慧の行為とは、本源の法
に関する正しい情報をよく読み、よく
考え、よく理解し、よく人に語る等の
行為」と、語りました。
また、その情報について書いたり、
人に解説したり、プリントして残した
りする行為も智慧の行為になります。
また、それらの中のどれか一つを行う
ことも智慧の行為です。
これらの智慧の行為が、なぜ慈悲なの
でしょうか?
たとえば、あなたが本源の法について
の正しい情報を、整理して、プリント
し、データとして残せば、それは未来に
長く残ります。そして1年後、10年後、
100年後、1000年後に、それを読んだ
人は、その情報から「本源の法の存在」
を知ります。
また、その情報から、本源の法の力の
発揮のさせ方なども習得して、自ら
慈悲と智慧行を行じ、本源の法の力を
発揮させて、内外の様々な問題を解決
していくことでしょう。そして、
自らの幸福も開いていきます。
このように、これらの智慧の行為は、
数千年を超える人類社会を支える
最高の慈悲につながるのです。
故に、それらの智慧の行為は、
本源の法の本質的特性である「慈悲」
と一致して、この法の力が発揮され
るという原理です。
④
この場合、本源の法は、あなた自身
の慈悲と智慧の行為によって働き
かけないと、本源の法の力は発揮さ
れません。
つまり、その行為を行うのは、常に
あなた自身でなければならないのです。
これは、もう一つの本源の法の主要
原理です。
本源の法は、全市民に一つずつ存在
しますが、実践的には、あなた自身
(自分自身)が実践しないと、この法の
力は発揮されません。
他者が実践した時も、本源の法の力が
発揮されることがありますが、あくま
で他者によって発揮された本源の法の力
と効果は、あなたの慈悲と智慧の実践に
従います。 この意味であなたの慈悲
と智慧の実践こそが中心であり、
あなたが唯一の本源の法のオーナーです。
仮に、今から数百年後、あるいは数千年
後の世界で、ほとんどの市民が本源の法
の存在を知り、それを使っていたとして
も、この原理に変わりありません。
本源の法のオーナーはあなた一人だけです。