コロナウイルスの将来の感染拡大に
対する懸念から、連日、株式市場では
大幅な乱高下が続いている。
13日、トランプ大統領が最大500億ドル
の財政出動を可能にする国家非常事態を
宣言した。そして、州、領土、そして
地域のために大型支援策を打ち出した。
その後、株価も猛反発し落ち着きを取り
戻した。また、ニューヨーク原油先物相場
は反発した。
ただ、中国や日本などにおいては、各国政府
が打ち出した対策が有効な効果を生じさせ
ていることも事実である。
前回の記事で私はウイルス感染が拡大した
場合、1. 自粛 2. 停止 3. 閉鎖・隔離などの
対策が実施されると語った。
中国と日本においては、1と2を実施した結果、
その効果は、ある程度出てきている。即ち、
日本においては、2月の半ばに、阿部総理は、
全国的にイベントの中止、小中高等学校の
臨時休校の要請を行った。これは1の自粛要請
に当たる。コロナウイルスの潜伏期間は
約2週間であるため、これらの対策の効果が
現れるのは2週間後であった。
そしてそれから約2週間が経過し、3月始めに、
その効果がどのような形で出たかについて、
専門家のメンバーは次のようなコメントを
出したのである。
――現段階では、日本ではきわめて小規模
で散発的な感染が生じている。またクラスター
と呼ばれる、十数人規模の感染が日本の
十数か所の密集空間――集会所とかライブ
ハウスなど――で生ずることもある。
しかし、爆発的な感染には至っていない。
このように、コロナウイルスの感染は、
「爆発的規模には至っておらず、小さな形の
小規模感染に止(とど)まっている」というの
が2週間後の成果であった。具体的には、
日本の全感染者の数は、3月15日の時点で
773人。そのうち80パーセントの人たちが
「軽症」で、すでに約300人がすでに回復
し退院している。致死率は、10000人に一人
の割合で、0.06%以下に止まっている。
次に中国であるが、コロナウイルスウイルス
による被害が最も大きかった中国では、これ
まで徹底した対策が実施されてきた。
先に示した1 自粛 2 停止 3閉鎖・隔離のすべて
の対策が実施された。その結果、今日において
は、大幅な回復の傾向が見られる。
中国での対策の特徴は、日本と異なり、
各地域の大小の企業活動が事実上、停止され
たことである。
しかし、3月11日、中国の湖北省政府は、
一部企業の再開を認めた。また武漢でも
「世界的に産業への影響が大きい企業」につい
ては、特に再開を認めると発表したのである。
(ただし、操業 再開はあくまで感染対策を
実施することを条件)この事実は相当に回復」
にが進んだ事実を示すものである。
また、中国の感染者は、今年のの1月は一時、
数千人規模で増加していたが、今日では一桁台
にまで下がってきている。中国政府は3月13日
の時点で、コロナウイルスの感染者は前日より
8人増えて80813人になったと発表した。
死者は武漢市で6人、山東省で1人それぞれ増え、
3176人になった。
このように、中国本土の新規感染者が1桁に
とどまるのは、1月21日以降初めてである。
中国企業の操業再開に伴い、 中国での日本
の大企業でも再開の動きが出ている。
HONDAは中国に持つ全拠点で生産を再開した。
日産も湖北省の工場を週内に再開する予定。
トヨタの中国工場は、すでにすべての工場で
操業を再開している。
その他の業種の日本企業も再開を急ぐ予定。
ただし再開は防疫やインフラ、生活必需の企業
を優先し、人が多く集まる映画館、事務、
飲食店などは停止処置を続ける。
このようにコロナウイルスに関する現状は
中国と日本においては、今や回復に向かい
つつある。今後、もしアメリカとヨーロッパ
諸国が、同じような対策を迅速に取れば、
感染防止を達成することができるであろう。
決して悲観的になる必要はない。
本源の法を用いた対策について
前回の記事で、私は、「国全体が打ち出す
コロナウイルス対策によって効果が出ない時
は、それは未解決問題として残る。その時は
あなた自身がAct①とAct②の慈悲と智慧の行
を行い、本源の法の力を発揮して、彼らが
残した未解決問題を完全に終わらせよ」と
語った。
しかし、あなた自身が乱高下する市場や
周囲の状況を見て動揺し、不安になり、
「Act①とAct②を行を行っても効果が無いの
ではないか」と疑ってしまったのでは意味が
ない。
現在の状況を正しく認識し、「ウイルスの完全
なる消滅は間違いない」という確信を持って
Act①とAct②を実行することが大事である。
この二つの行為は、本源の法を通して現象の
すべての現象を動かす力を有している。
故に、あなたはアメリカ政府が打ち出す政策が、
今後、有効に機能し、コロナウイルスの感染が、
小さいうちに終息するように、本源の法の力を
もって、そのことを強く支持する必要がある。
あなたは本源の法の管理者であると同時に、
市民と世界の中心にいるのであるから。
そうすれば、コロナウイルス感染に対する
あなたの貢献と功績は、将来、絶大なものに
なることであろう。